株のデイトレードでは、気にすべき価格があります。
※株のデイトレードと言ってもやり方は千差万別なので、あくまでも私見となります。
デイトレードではどの価格を意識するべきか?を考えてみます。
その日の高値、安値
場が開いた直後の朝10時ぐらいまではあまり関係ありませんが、それ以降だと意識するトレーダーが多いと思われます。
その証拠に「その日の高値、安値(の1ティック上下)」には逆指値注文が貯まっていることが多いです。
これを逆に考えると、そういった注文はいわゆる「ストップ狩り」の格好のターゲットになってしまうことになります。
「高値ブレイクしたら買い、安値ブレイクしたら空売り」という単純な手法だと、逆手に取られるケースもよくあります。
ただし、「その日の安値のちょっと下に逆指値注文が貯まっているが、何度もトライしてそこを崩せなかった」が確認できれば、買いのシグナルとなります。
VWAP
出来高の多い銘柄であれば、VWAPが意識されていると思われる場面に度々遭遇します。
東証1部の出来高上位銘柄に限られますが、VWAPを意識したトレードは有効だと思っています。
使い方は単純で
- 上昇から下落に転じてVWAPで反転した
- 下落からの戻りでVWAPにタッチできず再度下落
など、色々ヒントがあります。
チャートポイント
値動きを見ていると不思議なことに、チャートポイントできっちり反転する場面をよく目にします。
たまたまかもしれませんが、テクニカル分析のポイントは意識されているものもあるようです。
日経平均の価格
日本の個別株は多かれ少なかれ、日経平均の影響を受けます。
日経平均の節目(500円刻み、1000円刻み)は、個別株のトレードでも意識しておいた方が良いポイントです。
価格の大台
1000円以上の株価の銘柄であれば、切りのよい大台の価格は必ず意識されます。
50円刻みはそれほどでもありませんが、100円刻み、500円刻み、1000円刻みはそれなりに注文が貯まりやすいポイントでもあり、ここを抜けるか抜けられないかでその後の値動きに影響を与えます。
実はほとんど意識されていないポイント
デイトレードをしばらく続けていると
前日終値
に関しては、ほとんど意識されていない気がします。
同様に「始値(はじまりね)」も、これが意識されているような値動きは経験したことがありません。
年初来高値 / 安値
経験上、これもあまり意識しなくて良い気がしています。
そもそもその高値/安値が何か月も前のものであれば、それを気にしてトレードしている人は少数派でしょう。
長期投資している人の一つの目安に過ぎず、デイトレードで意識する必要はないと考えます。