フィリピンと言えばつい最近まで「喫煙天国」とも言える環境でしたが、2017年11月現在、様相が一変しています。
3年ぶりに来たフィリピンですが、喫煙を取り巻く環境が大きく変わっていました。
新大統領による「フィリピン全土禁煙化」の正確な内容は把握していませんが、あくまでも「実際に来てみて感じた印象」を書いてみます。
今月訪れたのは
- マクタン島
- セブシティ
です。
マクタン空港到着後
以前は出てすぐのエリアだけが禁煙、一歩出ればどこでも吸えましたが、出て左端の向かい側に喫煙エリアが出来ていました。
飛行機を降りてすぐ吸いたい場合、タクシー乗り場とは逆方向の、左へ向かって歩いていくことになります。
マクタン島リゾートエリア(マリバゴ周辺)の喫煙事情
宿泊したホテル(リッチデルホテル)では、
- 室内禁煙
- プールサイド喫煙可
- 出入口横喫煙可
という感じで、特に今までと変わった感じはありませんでした。
地元の人は普通にこれまでと同じく路上喫煙&ポイ捨てなので、この時は特に喫煙に厳しくなった印象はまったくなかったです。
この印象は、セブシティに行ってから一変することになります。
セブシティ(フェンテオスメニア周辺)の喫煙事情
泊ったホテルは「ラジャパークホテル」でしたが、室内禁煙はいいとして、出入口を含め周辺に指定喫煙所がない!
フェンテオスメニアをぐるっと回ってみましたが、他のホテル前にも灰皿がなく、以前あったロビンソン入り口の灰皿もなくなっていました。
マンゴーにある、テラスがあるバーやレストランも全面禁煙、周辺に灰皿はまったくない状態です。
ASEAN諸国ではタイのように「屋内禁煙、テラスのみ喫煙可」がスタンダードだと思っていましたが、フィリピンはテラスも全て禁煙にしてしまったようです。
地元の喫煙者は困っている?
こんなに急に喫煙を取り巻く状況が一変したので、地元の喫煙者はさぞかし困っているだろう・・・と思いきや
普通に路上喫煙、ポイ捨て
しているので、全く困ってないようです。
#ちなみに、ポイ捨てした後に足で踏んで火を消さないのがフィリピン流です
マンゴーにあるバーに何軒か入りましたが、内部に喫煙エリアを設けた店、普通に室内喫煙可の店がありました。
少なくとも「レストランのテラスでフィリピン料理とサンミゲルを楽しみながら一服」ができる店は、セブシティにはもう存在しないのかもしれません。
タバコ自体もグロテスクな写真のパッケージに変わっていますが、値段は相変わらず安いです(マルボロが130円程度)。