トレードでやってはいけないこと:思い込み

トレードするには相場の方向性を読むことが重要ですが、思い込みが強いと失敗することがあります。

相場は結局のところ「上昇」か「下降」しかないので、上がると思ったら買い、下がると思ったら売りのポジションを持つことになります。

信念を持って方向性を予想することは重要ですが、その根拠に対して思い込みが強すぎると、逆方向に動いてもすぐに行動できず、損失を膨らませる結果となります。

記憶に新しいところでは、ジョージソロス(世界最大のヘッジファンド「クォンタム・ファンド」の創業者)が、トランプ当選後はマーケットが下落すると読み、10億ドル(1140億円)の損失を出したケースがあります。

当時は多くの人が「トランプが大統領になったら株価は下落する」と思っていました。

その後アメリカの株価はまさかの連日史上最高値更新となり、株価が下落すると思って売りポジションを持った人は全滅したと思われます。

毎日上昇が止まらない株価を見て「こんなはずはない、絶対この先下落するはず」と考えて売りポジションを増やした投資家は、壊滅的な打撃を受けたはずです。

トランプを否定していた人達は自分が思っていることと真逆のことが起き「こんなことはあり得ない、間違っている」と思ったことでしょう。

しかし株価は上昇していきました。

現在(2018年8月)も、引き続き上昇中です。



自分が正しいと思ってしまう

人間誰しも、自分が正しいと思って行動しています。

自分が正しいと思っていることを誰かに否定されると、ムキになって反論してしまいます。

普段の生活においては「自分が正しいと思っていること」に基づいて行動するのが正しいのですが、相場ではその常識が命取りとなります。

相場に感情はないので、必ずしも「自分が正しいと思っている方向」に動いてくれるとは限りません。

むしろ逆に動くことの方が多いかもしれません。

よく社会的に成功した人ほど相場で失敗すると言いますが、一般社会での常識を基に相場に取り組むから、と言われたりします。

「自分が間違っていた場合に、考えを180度転換できる人」が相場で勝てる人ですが、実際は簡単ではありません。

大きなポジションで損失を抱えた状態であればなお、自分の考えに固執したくなるでしょう。

「自分の考えが正しいので、必ず相場は反転して自分の思う方向に動き出す」

と多くの人が思いますが、結果は悲惨なものになります。

考えをコロコロ変えるのもダメ

自分の考えをコロコロ変えてしまう人は、俗に言う往復ビンタ(上がると思って買ったら下がった、下がったから売ったら上がった)をくらう確率が高くなります。

ここが相場の難しいところで、言葉で言えば

相場の方向に信念を持ってトレードし、正しくなかった場合は柔軟に発想を転換する

ことが求められるのですが。。実際は難しいので、メンタルを鍛えるには場数を踏むしかないのかもしれません。