トレードは「少額でやること」というのが一般的ですが。。
トレードで失敗しないため、最初のうちは少額でやること、とよく言われます。
初心者のうちは当然、少額でトレードすべきです。
自分の手法が確立しないうちは少額でトレードし、優位性のある手法を探すしかありません。
手法探しはデモトレードでもできますが、例え少額でも実際のお金を使ってやるほうが「身に染みる」度合いが違いますので、より学習効果が高いでしょう。
どうしても「自分のお金が減る」という実感がないと、トレードもいい加減なものになってしまいます。
ただ自分なりの手法・ルールが確立した後は、いつまでも「少額トレード」をやっていると、そこから先の領域には行けません。
痛みを伴わないトレードでは成長しない
1万円を10万円にするのと、100万円を1000万円にするのでは、倍率で言えば同じ「10倍」ですが、実際は単純ではありません。
1万円で始めたトレードが10万円になったからと言って「資金を10倍にできる」ということにはなりません。
トレードでお金を増やすには一直線に資金が増えることはなく、勝ったり負けたりしながら最終的にトータルでプラスになるイメージです。
1万円を10万円にするまでの過程では、たまにはマイナス1万円ぐらいになる日もあるでしょう。
100万円を1000万円にするためには、たまに「マイナス100万円」になる日があるかもしれません。
たった一日で「マイナス100万円」という事実に耐えられるメンタルが出来ているでしょうか?
ごく普通の人が自分の許容量を超えた金額でトレードを始めると、メンタル的に耐えきれずにルールに従った取引ができなくなります。
トレードで勝つためにはルールを厳守することが絶対的に必要ですが、メンタルが狂い始めるとルールから外れたトレードをやるようになります。
そして間違いなく、最後は自滅します。
資金は徐々に増やしていくこと
「一日にどれぐらいのマイナスまで耐えられるか?」に対する答えが、今あなたが可能なトレードの範囲と言えます。
言い換えれば「儲けられるお金の範囲」です。
FXであればほぼ24時間チャートが動いているので「含み損が不安で夜中に起きてチャートを見てしまう」ようであれば、許容範囲を完全に超えています。
仮に寝る前の時点で100万円の含み損があっても、それが正しいルールに則ったポジションであれば、気にせずぐっすり眠れるはずです。
そういうメンタルを身に付けるためには、徐々に金額を増やしていって、自身のメンタルを鍛えていくしかありません。