トレードでやってはいけないこと:ポジショントーク

投資で陥りがちな「ポジショントーク」について。

最近株式投資を始めたあなたは、お昼にチェーン展開しているA社で食事を取りました。

食事は味、量とも満足のいくもので、お店もなかなか繁盛しているようです。

家に帰ってA社の株について調べると、株価は右肩上がりで徐々に上昇しています。

しかも株主優待で食事券が年に2回もらえる!

「買って放っておけばそのうち2倍にはなるだろう、その間食事券ももらえるし」

A社が有望だと思ったあなたは、A社の株を購入します。

ところが意に反して、株を購入してから値段がずるずると下がってきました。

「おかしいな、こんなはずはないんだけど・・」

さらにA社について、財務状況など詳しく調べ始めます。

インターネットで株価予想、他の投資家の書き込みなど、A社に関する情報を色々調べてみます。

否定的な意見も一部であるものの、やはりA社の株が上昇すると思っている人が多い感じがします。

「やはりA社株は持っていても大丈夫。著名アナリストの〇〇さんの推奨銘柄にもなっているし!」

しかしその後も株価は下がる一方。

株に詳しい会社の同僚に「A社の株って上がると思う?」と聞いてみたところ、「俺もよくあの店で食事するし、多分上がるんじゃないかな」とのことで一安心。

ここまで読んだ人の想像通り、やはり株価はその後一度も上昇することなく、ゆるやかに下がっていきます。

「まぁ株価が下がっても株主優待で食事券がもらえるし、上がるまで放っておくか」

その後業績悪化に伴い優待が廃止されます。

株価はさらに下がります。。



無意識に、良い情報だけを信じてしまう

既にA社の株を買ってしまったあなたは、無意識に「A社の良い情報だけ」を信じるようになります。

仮に誰かが「A社株は今後下がる」と言っても、聞く耳を持ちません。

あなたにとって、A社株が下がることは損をすることを意味します。

自分はA社株が上がると思う、他の人もそう言っている、特に有名なあの人も・・

こうならないためには

株は、あなたの想いで上がってくれはしません。

A社の株が魅力的だと思っても「ここまで下がったら損切する」と、買う前に決めておくべきです。

思った通りに株価が上がらないということは、あなたの知らない何かがあるかもしれません。

また「思った通りに株価が上がったのに、その後下がってしまった」というパターンもよくあります。

自分のポジションが短期なのか長期なのか、どこまで下がったら損切、どこまで上がったら利確など、明確にしたうえでポジションを持つべきです。

「優待目的で特に売る予定もなく、余裕資金で買って放置する」というパターンもありますが、その場合は日々の値動きに一喜一憂しないことです。