FXなどで「デモトレード」がありますが、、
ほとんどのFX会社で、本物のお金を使わず、実際の相場を見ながら架空のお金で取引きできる「デモトレード」の環境を提供しています。
初心者はまずデモトレードでしばらくやってみて、勝てるようになったら実際の取引をするように、というのがよく言われていることです。
しばらくデモトレードをしてみてある程度利益が出たので「よし、FXで稼げる」と本物のお金を使ってやってみたところ、全く稼げず損した、というのはよく聞く話です。
デモトレードと実際のトレードは違う
実際の相場を相手にトレードと言っても、まず取引環境面で違いがあります。
よく言われるのは「スプレッドが実際よりも狭い」でしょうか。
スプレッドに関しては、数多くトレードをすると地味に効いてきます。
「架空のお金」であればたいして気になりませんが、実際のお金だとトータルのトレード結果に影響します。
架空のお金は減っても痛くない
架空のお金でトレードしている時は、負けても別に実際のお金が無くなる訳ではないので、たいして痛みを感じません。
手持ちの”架空のお金”が1万円減ったところで、別に何も感じずに次のトレードに取り掛かれるでしょう。
これが実際のお金で1万円負けると、精神面に色々な影響を及ぼします。
「1万円あれば欲しかったあれが買えたのに」
「こんなことで1万円失うぐらいなら美味しい物が食べられたのに」
「給料の一日分が無くなってしまった」
こうなると平静ではいられなくなり「負けを取り戻したい」という気持ちから、無茶なトレードをしてさらに損を重ねることになります。
デモトレードで利益が出ても意味がない
デモトレードは、やってみて利益が出せるかどうかではなく、あくまで
操作方法を覚えるため
のものです。
デモトレードで利益が出たからと言って、実際のお金を使っても利益が出せる保証はありません。
トレードで利益が出せるようになるためには、実際のお金を使う以外ありません。
ただし、いきなり大金を使うのは無謀です。
万が一無くなっても生活に影響を及ぼさない程度で、かつ負けた場合に「ある程度痛みを感じる」金額を使ってトレードを重ねる以外、上手くなる方法はありません。
よく「授業料」と言ったりしますが、成功しているトレーダーは漏れなく「相場で失敗した痛み」を経験しています。
失敗を経験し、失敗から学んでトレーダーとして成長していく以外、成功する道はありません。