トレードで「リスクを取る」ということ

トレードで「リスクを取る」という表現をよく聞きますが、どういう意味なのでしょう?

ネットでトレードに関するブログなどを見ると、たまに

リスクを取る = 危険な(ギャンブル的な)トレードをする

という意味で書かれているのを目にします。

トレードの世界ではよく「リスクを取る」と言いますが、その意味について自分なりに考えてみます。

リスクの意味

トレードの世界では、リスクは必ずしもお金が減ること(損失)を指すのではありません。

どちらかと「価格の変動(に対する見込み)」という意味かと思います。

例えば現在価格が100円の株があるとして、様々な角度から検討した結果

「120円まで上がるか90円まで下がる可能性がある。が120円まで上がる可能性の方が高い」

という結論が出たとします。

もしこの株が150円になったら普通の人なら単純に大喜びですが、プロはそうは捉えないようです。

20%の上昇幅と見込んでいたものが50%も上昇したということは、同じように下落幅も想定より大きかった可能性があるわけです。

今回はたまたま上昇しただけで、次に同じ分析でトレードすると今度は下に行くかもしれません。

そういった意味で、このトレードは失敗だった、となるのです。



リスクを取るということ

  • イチかバチかの勝負をする
  • 価格の変動が激しい相場に飛び込む
  • 全力トレード

こういうのは「リスクを取る」ではなく、単なるギャンブルです。

ではリスクを取ったトレードとはどういうものでしょう?

  • ポジションを建てる前にロスカットポイントを決めている
  • その損失は耐えられるものである(資金的、精神的に)
  • そのポジションを建てる自分なりの明確な根拠がある
  • 想定される損失よりも利益幅の方が大きい

こうして建てたポジションであれば、既にリスクを受け入れていると言えるでしょう。

相場はこの先どうなるのか誰にも分りません。

分からないことに対して大切な資金を投じる訳ですから、やみくもにやっていては必ず負けます。

今回は運よく勝ったとしても、その次も勝てる保証はありません。

ポジションを建てた後に価格が逆行してきたので慌ててロスカットする、または逆指値をずらすという行為は、リスクを受け入れていない時にやってしまう行動です。

慌ててロスカットした後、自分が設定した逆指値までは到達せず、その後価格が急反転したら必ず「くっそー、慌てて切るんじゃなかった」と思うはずです。

もちろんその逆の「早く切っといてよかった」も起こりますが、どう考えてもブレすぎで、これではトレードで安定した収益を得られる可能性は低いでしょう。